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ロマンス詐欺 防止啓発感謝状 新聞販売2店に吉野署 奈良県

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奈良県

2024年11月27日付 読売新聞大阪朝刊13版・統奈良

 ロマンス詐欺の被害を防ぐ啓発チラシを新聞折り込みで配り、被害の防止に貢献したとして、奈良県警吉野署は26日、大淀町の新聞販売店2店に感謝状を贈った。

 同署によると県内では今年、投資・ロマンス詐欺の被害額が10月末までで28億円に上る。今年6月に同署が作製した啓発チラシでは、SNSを通じて恋愛感情を抱かせて投資話を持ちかけ、金をだまし取る手口をイラストで解説している。

 毎日新聞などを配る「山田新聞舗」の山田洋史所長(64)が交番の署員から被害の急増を聞き、協力を申し出た。「読売センター奈良吉野」の石丸諭代表(56)にも呼びかけ、7月7日、町内の各世帯に配る新聞に計2000枚のチラシを折り込んだ。配布以降、管内で被害は確認されていないという。  柿内利成署長が2人に感謝状を贈呈。「手口が巧妙化し、年齢や地域を問わずに被害が広がっている。協力はありがたい」と述べた。

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