米子の７０代女性３１００万円詐欺被害　県警　鳥取県

公開日: 2025.12.25

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

鳥取県

2025年12月25日付　読売新聞大阪朝刊・鳥取

　鳥取県警は２４日、米子市の７０歳代女性が計３１００万円の特殊詐欺被害に遭った、と発表した。 

　発表では、女性宅に１０月３１日、郵便局員を名乗る男から「送った荷物に違法薬物とお金が入っていた」との電話があった。心当たりがないことを伝えると、今度は公安調査庁職員を名乗る男が「口座に暴力団の金が入金されており、口座を売って金を受け取った容疑者になっている」と話し、さらに検察官を名乗る男からも、口座凍結を告げる旨の架電があった。 

　その後、公安調査庁職員を名乗る男がＬＩＮＥ（ライン）で「口座内の現金の指紋を確認する必要がある」と自宅前に現金を置くように指示。女性は１１月１３、１８、２５日にそれぞれ１０００万円を置き、同月２９日には指示された口座に１００万円を振り込んだ。 

　「調査が終われば預かったお金を返す」と言われていたが、公安調査庁を名乗る男と連絡がつかなくなったことから、被害が発覚した。