防犯活動ニュース

高齢者見守り活動報告 大垣で事業所連絡会 岐阜県

都道府県:
岐阜県

2024年2月20日付 読売新聞朝刊12版・岐阜2

 岐阜県大垣市内で高齢者らの見守り活動を行う「あんしん見守りネットワーク事業」に加盟する事業所の連絡会が19日、同市馬場町の市総合福祉会館で開かれた。

 同事業は安心して暮らせる地域づくりを目的に2013年度に始まり、市社会福祉協議会が事務局となり、読売新聞販売店(YC)や弁当宅配業者、金融機関など70事業所が参加。高齢者宅に新聞がたまっているなどの異変を見つけた場合、協議会を通じて警察や市、自治会などと連携して対応する。

 この日は、YC大垣安八など17事業所と市、大垣署の担当者ら約40人が出席。事務局から、新聞がたまっていたことで販売店が通報し、室内で倒れていたり、亡くなっていたりした高齢者の発見につながったなどの事例が、今年度は14件あったことが報告された。

 大垣署の小野勇紀巡査長からは、高齢者を狙った特殊詐欺への注意喚起があった。県内では昨年の被害額が計約5億8000万円に上り、「最近の手口として、直接、被害者の携帯電話に連絡が入る例がある。『+』から始まる海外での発信とみられる電話番号に注意するよう、高齢者の皆さんに声がけしてほしい」などと呼びかけた。

 

記事の絞り込み

TOP