防犯塗り絵　小１に贈る　高島　ＹＣの団体　夏休み前に　滋賀県

公開日: 2023.07.18

都道府県:

滋賀県

2023年7月15日付　読売新聞大阪朝刊13版・統滋賀

　夏休みを前に防犯意識を高めてもらおうと、県内の読売新聞販売店（ＹＣ）でつくる滋賀読売防犯協力会が１４日、高島市立新旭北小で、犯罪被害防止のための５項目を「いかのおすし」の語呂合わせで学べる塗り絵を１年生５１人に贈った。１万３０００枚作っており警察署などを通じて県内の小学１年生らに届ける。

　「いかのおすし」の頭文字から▽行かない▽乗らない▽大声を出す▽すぐ逃げる▽知らせる――の５項目。知らない人に車に乗るよう誘われて拒否したり、助けを求めたりする様子をイラストに描いている。

　この日開かれた誘拐防止教室で、市の少年補導員らがロール紙芝居を披露し、「知らない人に学校や学年を答えたらダメ」「ランドセルを捨てて逃げてもいい」とアドバイス。ＹＣ新旭の大藤清和代表が塗り絵を手渡した。受け取った中村優希さん（６）は「不審者の怖さがわかった。塗り絵で『いかのおすし』を思い出します」と話した。