特殊詐欺防止へ　啓発チラシ配布　鶴見署、ＹＣ　大阪府

公開日: 2023.06.19

都道府県:

大阪府

2023年6月18日付　読売新聞大阪朝刊13S版・市内

　特殊詐欺の被害防止を呼びかけるため、大阪市鶴見区内の読売新聞販売店（ＹＣ）３店は、鶴見署が「詐欺の被害が急増中！」などとデザインして製作した啓発チラシを１８日朝刊に折り込んだ。約６４００世帯に配布される。

　同署によると、区内の特殊詐欺被害は今年１～４月、未遂も含めて１２件（前年同期８件）。被害金額は約２２３８万円（同約１０８２万円）で倍増しており、注意喚起として作成を決めた。

　チラシには、詐欺でよく使われる「携帯電話料金の未払いがある」「会社の金を使い込んでしまったから貸して」などの口実を列挙。対策として▽一人で判断せず家族や知人に相談▽キャッシュカードは渡さない――など簡潔にまとめた。

　同署は１６日、ＹＣ鶴見緑地店などの代表・今西宣仁さん（４４）に完成したチラシを渡し、内容を確認しあった。河合吉徳生活安全課長は「このチラシが、詐欺の手口の怪しさに気づくきっかけ作りになればうれしい」と話した。