施設入所権詐欺　70代女性1850万円被害　鳥取

公開日: 2022.02.25

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

鳥取県

鳥取県警は24日、鳥取県米子市内の70歳代の無職女性が、介護施設の入所権をかたった特殊詐欺被害に遭い、1,850万円をだまし取られたと発表した。

発表によると、女性宅に7日、住宅会社の社員を名乗る男から「介護老人施設に入所する権利がある」という旨の電話があった。女性は断り、男が求めた次の人への権利の譲渡を了承すると伝えた。

すると翌8日、別の会社を名乗る男からの電話で「名義貸しの犯罪になる。ならないためには1,000万円が必要」などと言われた。信じた女性は、300万円を指定の場所に宅配便で送るなど、17日までの計4回にわたり計1,850万円を詐取されたという。

今年に入り介護施設への入所を口実にした手口が多く確認されているといい、県警生活安全企画課の加藤研一次席は「『名義貸しになる』といった脅しの言葉にだまされず、まずは警察に相談を」と呼びかけた。