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YCの配達員人命救助貢献 川崎市が感謝状 神奈川県

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読売新聞朝刊13S版・神奈2

 神奈川県川崎市は26日、人命救助に貢献したとして、川崎読売会読売センター(YC)武蔵小杉西部に感謝状を贈った。

 YC武蔵小杉西部の配達員が昨年6月、中原区の80歳代男性宅で新聞が3日間たまっているのを見つけ、同YCの田代幸仁所長(51)を通じて区役所に通報。区役所職員が室内で倒れていた男性を発見し、救急搬送されて救命につながった。

 福田紀彦市長は田代所長に感謝状を手渡し、「新聞が命を守るツールにもなった。深く感謝申し上げたい」と述べた。田代所長は「1日2回、同じ家に同じ人が新聞を配っており、ちょっとしたことに気づく人が何人もいるとこうした事例が増えていく。見守りを続けたい」と話していた。

 市は、地域住民と接することの多い民間事業者などが住民の異変に気づいた際、市に連絡してもらう「市地域見守りネットワーク事業」を実施しており、同YCはこの事業に参加している。

写真=福田市長(右)から感謝状を受け取る田代所長(26日、川崎市川崎区で)

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