朝刊配達中路上で倒れている高齢男性を発見救助 公開日: 2024.12.25 カテゴリー: 都道府県: 兵庫県 2024年12月11日 兵庫県豊岡市の読売センター(YC)竹野の前田芳己代表は、新聞配達中の午前3時頃、路上で倒れている高齢男性を発見救助し、男性は病院に搬送され、一命をとりとめた。 YC竹野の前田代表は、みぞれ交じりの雨が降る中、車で新聞配達をしていたところ、豊岡市竹野下塚付近の路上で倒れている男性を認めた。慌てて車を降り、ずぶ濡れの男性に「大丈夫か」と声を掛けると、男性は「ウーウー」と言葉にならない声をあげながら腕を掴んできた。見ると、男性は顔見知りの、近くの集落で独り暮らしの80代の住民であった。 前田代表は、119番に救急要請するとともに、現場近くの住民を呼び起こし、男性に掛ける物を用意してもらい、救急隊が来るまで救護しながら付き添った。男性は到着した救急隊によって病院に搬送された。その日の昼過ぎに男性の妹がYC竹野を訪れ、前田代表に感謝を述べた。男性の容態は予断を許さない状況で、入院中とのことであった。 後に男性の近所の人に聞くと、この日男性は路線バスで豊岡市の市街地まで出かけたとのことで、最終バスの到着が午後6時20分であり、バス停から自宅までの間で倒れていたことから、少なくとも前田代表に発見されるまで、9時間以上倒れていたことになる。前田代表が発見した時、道路横の田んぼののり面に男性の手提げ袋と新しいたばこが散乱していたことから、男性は帰宅途中、道路から1.5メートルほど下の田んぼに転げ落ちて動けずにいて誰にも発見されずに長時間そのままになり、自力で道路まで這い上がったのを代表が発見し救助したもの思われた。 前田代表は、「発見した時が夜中の3時で、雨の中道路に身動きせずに倒れていたので、亡くなっているのではないかと思い、非常に怖かったです。男性の体をゆすりながら「大丈夫かこんなところで寝ていると死ぬぞ」と声をかけると「ウーウー」と言いながら、私の腕を掴んできて、それはそれでまた怖かったのですが、助けられてよかった。まだ入院中とのことですが、早く良くなってもらいたいです」と話した。 前の記事 一覧へ戻る 記事の絞り込み 都道府県 群馬県 千葉県 三重県 兵庫県 年の指定 2024年