防犯活動ニュース

読売留学生子供見守り 都事業参加へ 目黒、大田配達中に 東京都

都道府県:
東京都

2024年3月6日付 読売新聞朝刊14版・都民

 読売新聞販売店(YC)で働く読売留学生奨学生らが、東京都が行う子供の見守り事業に参加することになり、23区のYC約170店でつくる東京読売防犯協力会と読売新聞東京本社、都は5日、覚書を締結した。

 奨学生は、学費の支援を受けて日本語学校で学びながら新聞配達をする外国人留学生。防犯協力会ではこれまで、奨学生を含むYCスタッフによる防犯活動を独自に行ってきたが、今回、外国人が地域の見守り活動に参加する都の事業と連携していくことになった。

 覚書に基づく活動は、目黒区と大田区のYC計5店で7日に始まる。モンゴルやベトナム、ミャンマー出身の8人が、子供の見守り中であることを示すプレートをバイクにつけて新聞を配達し、困っている子供を見つけたら、必要に応じて警察や消防へ知らせる。

 都庁で行われた締結式で、小池知事は「子供たちは私たちの未来であり、社会の大切な宝。今後とも、安全、安心な環境作りを強化していきたい」と述べた。防犯協力会の浜田克己会長は「出身国の異なる人たちが共に生きる社会に貢献できるよう取り組んでいく」、東京本社の村岡彰敏社長は「留学生たちは、自信と誇りを持って仕事や見守り活動に取り組んでくれると期待している」と語った。

 

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