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東灘署と東灘区内5YC 詐欺啓発チラシ朝刊に折り込み 兵庫

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兵庫県

 特殊詐欺の被害が兵庫県神戸市内12警察署の中で最も多く確認されている兵庫県警東灘署が、被害防止を呼びかける啓発チラシを作成し、同市東灘区内の読売新聞販売店(YC)5店舗を通じて29日の朝刊に1万2800枚を折り込んで配布する。

 東灘署では昨年、特殊詐欺の被害が過去10年で最多の64件(被害総額計約7100万円)確認された。市内12署で最も多く、県内でも西宮署管内の被害に次いで2番目に多かった。

 チラシはA4サイズで、目を引く黄色い紙を採用。医療費などの還付金があると偽って現金自動預け払い機(ATM)から金を振り込ませてだまし取る「還付金詐欺」について、東灘区長や東灘署長らが「ATMで還付金は受け取れません」などと注意を促している。

 3店舗で9400枚を配る読売甲南販売の豊田英睦(ひでむつ)社長(50)は「読者には高齢者が多く、少しでも被害を食い止めたい」。同署生活安全課の志波伸悟課長は「折り込みチラシは手に取りやすい。被害防止に地域の協力は欠かせないので、ありがたい」と話した。

 

 

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