60代女性が4226万円詐欺被害　茨城県

公開日: 2022.09.28

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茨城県

　茨城県警は27日、茨城県常陸太田市の無職女性（67）がニセ電話詐欺で現金4226万円をだまし取られたと発表した。ニセ電話詐欺の被害額としては、今年に入って最も多いといい、県警が詐欺事件として捜査している。

　発表では、７月21日、女性の携帯電話に、大手通信会社の料金未納に関するSMS（ショートメッセージサービス）が届いた。女性がSMSに添付された番号に電話すると、防犯関係の協会職員を名乗る男から「有料サイトの未払いがある」などと言われ、女性は指示された口座に現金を振り込んだ。

　その日以降、同じ男ら４人から「携帯電話がウイルスに感染しており、保険に加入すれば対応できる」「保険金詐欺の疑いがあり、確認のために全財産を警察に預けましょう」などと次々に連絡があった。女性は9月1日までに計44回にわたって、10万～200万円を指定の口座に入金した。