防犯活動ニュース

特殊詐欺にご用心 チラシ折り込み 淀川区のYC

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大阪府

〇専門学校生による4コマ漫画で特殊詐欺の手口を分かりやすく紹介した防犯チラシ   「淀川防犯新聞」を淀川署が作成し、淀川区内の4YC(読売センター)が2月20日、朝刊に折り込んで約1万2000世帯に一斉配布した。「家族がそろいやすい日曜日に配ってもらうことで、より多くの区民に防犯意識を高めてもらえる」と同署は期待を寄せている。

同署管内では昨年1年間に特殊詐欺が69件(前年比55件増)発生し、被害金額も約1億円に上った。中でも還付金詐欺が多いことから、より分かりやすい形での啓発が必要と判断。これまでも防犯チラシにイラストを寄せてもらうなど親交のあった大阪アミューズメントメディア専門学校(大阪市淀川区)に協力を求めたところ、学生から4コマ漫画12点が寄せられた。同署で、うち4点を大きく掲載したB4サイズのチラシを作成。配布については毎月「淀川事件簿」を作成するなど協力関係にあるYC大阪三国の森岡茂代表が快諾し、同じく代表を務める淀川中央に淀川(鳥丸宏征代表)、三津屋(岡野雄司代表)も加えた4YCでの折り込みを引き受けた。

折り込みに先立つ17日、YC大阪三国にチラシ4800枚を届けた同署生活安全課の谷口敦也課長は「コロナ禍で沈みがちな気分をほぐしてくれるような漫画を学生さんたちが描いてくれた。広く配布していただけるのはありがたい」と話した。森岡代表は「防犯で地域に貢献できることに加え、同じ区内の学生さんたちの作品をアピールできるのがうれしい。今回の試みを機に、これからも区内のいろいろな方々と協力して地域のためになる活動をしていきたい」と意欲を見せていた。

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