防犯活動ニュース

安否確認や物資供給 YC珠洲荒井所長 石川県

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石川県

2025年1月17日付 読売新聞朝刊12版・石川2

 石川県珠洲市のYC珠洲は、能登半島地震直後の昨年1月3日から、荒井秀樹所長(53)ら5人が市内の各避難所に新聞を届けた。住宅も定期的に回り、安否確認を行うとともに水などの支援物資も渡した。

 4月には避難所になっていた市立飯田小で炊き出しを実施。カレーやどら焼きなどを提供し被災者を癒やした。夏にはアイスクリームや花火を届けるなど、避難所の状況や季節に応じた物資の供給も行った。

 仮設住宅地図の作成では、荒井所長が現地調査に協力。同市と能登町の約60か所で、タブレット端末で仮設住宅の看板や外観を撮影し、集会所の有無も入力した。土砂崩れが起こるなどして道路を迂回(うかい)したこともあったという。

 次の災害に備え、YC珠洲ではカップ麺やガソリン缶などを備蓄する。荒井所長は「これからも、一人の珠洲市民として地域のためにできることは積極的に行っていきたい」と話す。

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