防犯活動ニュース

詐欺手口 チラシで啓発 県内YCと県警 作成 滋賀県

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滋賀県

2025年10月11日付 読売新聞大阪朝刊・統滋賀

 特殊詐欺や盗難などの犯罪被害を防ごうと、滋賀県内の読売新聞販売店(YC)44店舗でつくる「滋賀読売防犯協力会」は、県警とともに全国地域安全運動(11~20日)に合わせて啓発チラシを約7万6000枚作成した。各地のYCが防犯活動を行う「全国読売防犯デー」にあたる11日の朝刊に折り込む。 

 チラシは、県内で被害が増えている「ニセ警察」による特殊詐欺について、「捜査を名目に送金を指示してきます」などと手口を説明。盗難対策として、鍵かけの徹底なども呼びかける内容になっている。 

 配布に先立ち、1日には同会の小谷浩一会長(48)らが、県警生活安全企画課の西川正樹課長補佐と面会。小谷会長が、8月上旬に配達員が一人暮らしの高齢男性宅で新聞が3日分たまっているのを不審に思い、屋内を確認すると男性が倒れているのを発見し、救助につながった事例などを報告した。 

 西川課長補佐は「警察と地域の橋渡し役として、見回り活動や防犯をアピールしてくれるのは心強い」と感謝。小谷会長は「地域に根ざしているのが新聞販売店。県警と協力し、より地域がよくなるようにこれからも活動していきたい」と力を込めた。 

写真=啓発チラシを手にする小谷会長(左)と西川課長補佐(大津市で)

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