防犯活動ニュース

伊賀地域の読売防犯協力会3店舗は、県警本部と共同でチラシ 三重県

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三重県

2025年10月11日付 読売新聞大阪朝刊・伊賀

 伊賀地域の読売防犯協力会(読売新聞販売店=YC)3店舗は、三重県警本部と共同で、特殊詐欺対策を呼びかける防犯チラシを作った。全国読売防犯デーの11日、伊賀、名張両市に配布される読売新聞朝刊に折り込む。 

 全国地域安全運動(11~20日)に合わせて作製。チラシでは、県内で特殊詐欺などが「過去最悪のペースで被害が拡大中」と警鐘を鳴らし、スマートフォンの詐欺対策として防犯アプリの積極的な利用を呼びかけている。YCスタッフが新聞配達や集金の際、迷子の女児や倒れていた高齢女性の保護などに協力した全国の事例も紹介している。 

 配布に先立ち、県警生活安全企画課の松崎好浩課長補佐が名張市さつき台のYC名張を訪れた。「固定電話は手続きをすれば海外からの着信を無料で止められ、スマホは防犯アプリで防げる。警察署に相談して各自で対策をとってほしい」と呼びかけた。YC名張の長谷川光徳代表は「詐欺対策とともに、地域の高齢者や子どもの見守り活動に努める」と話していた。 

 県警によると、今年の県内での被害額は8月末までに特殊詐欺が約11億6000万円、SNS型投資・ロマンス詐欺が約22億3000万円に上る。 

写真=チラシを手にする松崎課長補佐(右)と長谷川代表(名張市で)

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