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詐欺手口解説チラシ46万枚 府内全YC朝刊折り込み 大阪府

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大阪府

2025年6月14日付 読売新聞大阪朝刊・大阪2

 特殊詐欺被害の拡大を防ごうと、大阪府内全ての読売新聞販売店(YC)が、啓発チラシ約46万3000枚を14日の朝刊に折り込んだ。YCでつくる「大阪読売防犯協力会」が府警から協力依頼を受けて実施した。

 チラシでは、警察官を装って捜査名目で現金などをだましとる「警察官がたり」の手口を解説。実在する警察署から電話がかかってきたように番号表示を偽装した上で「あなたの口座が犯罪に利用されている。共犯者として逮捕される」と不安にさせた後、「資産を調査する」と言ってインターネットバンキングで送金させる流れなどを紹介している。

 6日に読売新聞大阪本社で行われたチラシの引き渡し式で、府警からチラシを受け取った協力会の出射健一郎会長(51)は「いきなり警察官を名乗られると驚く人は多いのではないか。落ち着いて対応するためにもチラシを通じて対策に生かしてほしい」と話していた。

写真=府警の担当者とチラシを手にする出射会長(左、大阪市北区で)

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