うそ電話７３０万円詐欺被害　兵庫県

公開日: 2025.03.26

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

兵庫県

2025年3月26日付　読売新聞大阪朝刊13Ｓ版・三田

　兵庫県警甲子園署は２４日、大阪府豊中市に住む会社員の男性（３６）が、警視庁武蔵野署の電話番号から「犯人があなた名義の口座を購入したと言っている」とのうその電話を受け、７３０万円をだまし取られたと発表した。全国で警察本部や警察署の番号からの詐欺電話が相次いでおり、県警が注意を呼びかけている。

　発表では、男性の携帯電話に２４日午前１１時頃、武蔵野署員をかたる男から「資金洗浄事件の捜査をしている。送金履歴を調べる」などと電話があった。送金を指示された男性は指定された口座に計７３０万円を振り込んだ。

　男性の携帯電話には数日前にも電話があって着信履歴を調べたところ、武蔵野署の番号だったため、信じたという。甲子園署は、実在する番号を偽装する「スプーフィング」と呼ばれる手口でだましたとみて、捜査している。