犯罪トピックス

和歌山で1億円詐欺被害 70代女性 保釈保証金要求され 和歌山県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
和歌山県

2024年5月22日付 読売新聞大阪朝刊13版・統和歌

 和歌山県警和歌山西署は21日、和歌山市内の70歳代女性が保釈保証金の名目で特殊詐欺の被害に遭い、1億円をだまし取られたと発表した。1~4月に県警に届け出があった特殊詐欺の被害は総額約9000万円で、1人の被害者でそれを上回った。

  発表によると、女性は2020年10月中旬、大阪のボランティア団体職員を名乗る男や、架空の法務省福島復興局職員をかたる男からの電話で、「福島の復興の手伝いをしないか」「ボランティアの登録番号を伝える。他人には教えないで」などと言われた。

  女性はその後、別の男から問われて番号を伝えたところ、同局職員をかたる男から「不正取引だ。逮捕されないように保釈保証金が必要。2~3か月後には返却される」などと要求され、20年11月~22年6月、自宅に来た別の男に計1億円を手渡したという。連絡や返金がないため、弁護士に相談した女性が同署に同日、被害を届け出たという。

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