調査費用名目で８５０万円詐欺被害　松山の７０代　愛媛県

公開日: 2024.05.17

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

愛媛県

2024年5月17日付　読売新聞大阪朝刊13版・愛媛

　愛媛県警松山東署は１６日、松山市の７０歳代の無職女性が計８５０万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 　発表では、２月下旬、警察官を名乗る女から女性に「あなた名義の通帳が犯罪に使われた。裁判にかけられる」「検察から連絡があるので、無実なら優先調査を依頼すればよい」などと電話があった。３月上旬、検察官を名乗る男から「現金を送金してもらい、犯罪に関係するか判断する」などと電話があった。女性は調査費用名目で、３～４月に５０万円ずつを計１７回、複数の指定口座に８５０万円を振り込んだという。

 　その後、検察官を名乗る男が「調査が終了したので返金する」と話したが、返金されず、電話もつながらなくなったため、不審に思った女性が９日に同署へ相談し、被害が発覚した。