暗号資産口座から７１００万円詐欺被害　伊丹の７４歳　兵庫県

公開日: 2024.05.09

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

兵庫県

2024年5月9日付　読売新聞大阪朝刊13Ｓ版・三田

　兵庫県警伊丹署は８日、伊丹市に住む清掃員の男性（７４）が、自ら開設した暗号資産の口座から約７１００万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。うその電話をかけてきた男に、暗証番号を伝えていたという。同署は、電子計算機使用詐欺容疑で捜査している。

　発表では、男性宅に２月１２日、警察官らを名乗る男から「奥さん名義の携帯電話で詐欺行為が行われている」「資産を調べる必要がある。確認できれば元の口座に戻すので送金するように」などと電話があった。

　男性は指示に従い、自分名義のインターネットバンキングや暗号資産の口座を開設。３～４月にネットバンキングの口座に現金を振り込み、暗号資産の口座に送金したところ、男らと連絡が途絶え、口座から現金が無くなっていたという。

　同署は「暗証番号を教えて口座を開設しないように」と注意を呼びかけている。