犯罪トピックス

60代男性6000万円詐欺被害 海南 暗号資産購入名目 和歌山県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
和歌山県

2024年4月23日付 読売新聞大阪朝刊13版・統和歌

 和歌山県警海南署は22日、海南市の60歳代男性が暗号資産を購入する名目で約6000万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

 発表によると、今年2月末頃、厚生労働省職員を名乗る男から「あなたの保険証が悪用され、大量に薬が購入されている」などと男性に電話があった。その後、警視庁の警察官や検察官をかたる人物から「あなたの銀行口座が詐欺事件で悪用されている可能性があるため、全てのお金を警察に見せてほしい。資金を確認するためにアプリが必要」と電話を受けたという。

 男性は指示に従って暗号資産を取引しようと、スマートフォンのアプリをダウンロード。今月21日までに複数回にわたって、約6000万円を送金したという。

 相手と連絡が取れなくなり、だまされていると気づいた男性が22日、同署に被害を届け出た。

 県警は「アプリのダウンロードを勧められたら詐欺を疑ってほしい」としている。警察官らが24時間対応する特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル(0120・508・878)を設けている。

 

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