犯罪トピックス

ネットバンク詐欺相次ぐ 無断で設定 門司で2000万円被害 福岡県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
福岡県

2024年1月25日付 読売新聞西部朝刊13S版・北九

 福岡県警門司署は24日、北九州市門司区の高齢女性が開設した金融機関の口座に無断でインターネットバンキングが設定され、2000万円をだまし取られる被害があったと発表した。市内では、23日にも若松区の高齢女性2人が同様の手口で計1250万円の被害に遭ったことが明らかになっており、県警が注意を呼びかけている。

 同署の発表によると、門司区の無職女性(91)の自宅に今月11日以降、警察官や検察官を名乗る男らから「あなたも詐欺グループの仲間じゃないですか」「私の指示通りにすれば逮捕はされない」などとする電話が複数回かかってきた。女性は電話で指示を受け、金融機関に口座を開設して、それまでに預金していた全額を移し替え、新しい口座番号や暗証番号などを説明。その後、インターネットバンキングを通じて外部に送金され、22日までに2000万円をだまし取られた。

 同署は「電話でお金の話が出たら詐欺と疑い、警察に相談してほしい」としている。

 

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