犯罪トピックス

特殊詐欺で1350万円被害 福岡県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
福岡県

2024年1月24日付 読売新聞西部朝刊13S版・筑豊

 金融機関のインターネットバンキングを悪用され、約1350万円をだまし取られる特殊詐欺被害が福岡県田川市で確認されたことが、田川署への取材でわかった。被害者は市内の女性(86)で、無断でネットバンキングに登録されていた。同署は同様の被害をほかに1件確認しており、いずれも詐欺事件として捜査している。

 同署によると女性のケースは15日、自宅の固定電話にNTT職員や警察官、警察庁職員を名乗る男3人から立て続けに電話がかかり、女性の携帯電話や預金口座が犯罪に使われているという趣旨の話をされた。「あなたが事件と無関係なことを証明しなければならない」などと言われてネットバンキングの利用を促され、女性は口座番号と暗証番号を教えたという。

 女性は19日、通帳記帳の際に身に覚えのない500万円の送金を確認。22日に金融機関に確認したところ、ネットバンキングを通じて20、22日にも計849万円が送金されており、同署に被害を届け出た。

 同署は「警察官が電話で暗証番号を聞くことはない」と注意を呼びかけている。

 

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