ニセ電話詐欺７２００万円被害　岐阜県

公開日: 2023.12.26

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

岐阜県

2023年12月26日付　読売新聞朝刊12版・岐阜

　岐阜県警岐阜羽島署は２５日、県内の７０歳代の自営業男性が計約７２００万円をだまし取られるニセ電話詐欺の被害に遭ったと発表した。

　発表によると、男性は１０月２３日、総務省職員や警視庁の警察官を名乗る男などから、「あなたの名義の携帯電話番号が詐欺に使用されている」「銀行口座も不正使用されている」などと言われた。その後、検事を名乗る男から電話があり、「あなたの資産を凍結する。凍結を免れるにはインターネット銀行の口座から検察庁の調査口座に振り込む必要がある」と告げられた。

　男性は指示に従い、１１月下旬に相手の指定した８口座に１回ずつ、計約７２００万円を振り込んだ。今月２３日、不審に思った男性が同署に相談して発覚した。県内のニセ電話詐欺の被害額では２０１９年以降、最高という。