８０代が１３００万円詐欺被害　山形県

公開日: 2023.10.26

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

山形県

2023年10月26日付　読売新聞朝刊13版・山形

　山形県警は２４日、息子などを装って金品をだまし取る「オレオレ詐欺」で、山形市の８０歳代無職女性が「タンス預金」の現金１３００万円をだまし取られる被害にあったと発表した。

　発表によると、女性は６月９日午前、自宅の固定電話で、県内の病院に勤める医師を名乗る男から「息子さんが口からうみが出て病院にいる。会話はできるが、声は変わっている」などと告げられた。その後、息子を名乗る男から「検査が夜７時までかかり、遅くなりそうだったら実家に泊まるつもりだ」などと電話で話があった。声が次男と似ていたため、女性は話を信じたという。

　さらに、息子の知人を名乗る男から電話があり、「次男の会社に金を持っていく必要がある」と伝えられ、女性宅を訪れた男に対し、自宅にあった現金１３００万円を手渡した。

　今月中旬、県外に住む次男が帰省した際に被害が判明した。