ネットで投資話３２２０万円詐欺被害　山口県

公開日: 2023.09.20

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

山口県

2023年9月20日付　読売新聞西部朝刊12版・岩柳

　山口県警宇部署は１９日、宇部市の会社員男性（６０歳代）が、暗号資産（仮想通貨）への投資名目で３２２０万円をだまし取られたと発表した。詐欺容疑で捜査している。

　男性が６月２０日、スマートフォンで見たインターネット記事から架空とみられる投資会社のＳＮＳアカウントに登録し、アンケートに応じると、ＳＮＳに４０００円分の電子マネーの番号が届いた。

　その後、ＳＮＳ上で会社のアドバイザーを名乗る人物から暗号資産への投資を勧められ、７月２８日～８月８日、７回にわたって計１０２０万円を指定口座に振り込んだ。

　さらに、大幅な利益が出る暗号資産購入権の当選料や、ＶＩＰ会員の登録料として同２８日までに計２２００万円を振り込んだ。

　同社の専用アプリでは男性のアカウントに入金情報が反映され、かなりの利益が出ているように表示されていた。

　男性は同社に出金を求めたが口座に入金がなく、詐欺だと気付いた。署は、インターネット上で簡単に投資ができるという誘いは詐欺の恐れが高いとして注意喚起している。