宇都宮の女性が５８００万円詐欺被害　栃木県

公開日: 2023.09.13

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

栃木県

2023年9月13日付　読売新聞朝刊13版・栃木１

　栃木県警宇都宮東署は１２日、宇都宮市の女性（当時８９歳）が、現金や電子マネー計約５８００万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。県警によると、県内で今年確認された特殊詐欺被害では最高額という。

　発表によると、女性の携帯電話に昨年９月２２日、「携帯電話の停止に伴い料金の確認が取れない」というショートメールが届き、表示された番号に電話したところ、日本個人データ保護協会などを名乗る男らから「あなたの電話が原因で拡散被害が出ている。保険に加入した方がよい」などとだまされ、指定された東京都内の住所に７回にわたり、現金計５７００万円を宅配便で送るなどしたという。

　相手と連絡が取れなくなったことを不審に思った女性が、同協会に連絡して被害に気づき、８月に同署に相談した。