犯罪トピックス

詐欺被害1500万と570万円 いずれも米子の高齢女性 鳥取県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
鳥取県

2023年7月6日付 読売新聞大阪朝刊13版・鳥取

 鳥取県警は米子市の70歳代女性が1500万円、80歳代の女性が約570万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 70歳代の女性は、携帯電話に5月31日、NTTドコモを名乗る男から電話があり「携帯電話が犯罪に使われている」と言われた。直後に「東京中央警察署刑事課」を名乗る男から「逮捕した犯人があなたの通帳を持っていた。捜査する必要がある」と言われ、毎日定時に指定の電話番号に連絡するよう指示された。

 その後、「東京検察庁」を名乗る男の求めに応じ、6月5日に金融機関の口座番号や暗証番号を伝えた。7日には「通帳とキャッシュカードを預かる必要がある」と言われ、自宅の玄関横の室外機の上に置いたところ、その日のうちになくなった。その後、21日までに2口座から計1500万円が引き出された。

 80歳代の女性も同様の手口でだまされ、6月7日に通帳2通とキャッシュカードを手渡し、約570万円の被害に遭った。

 今年の県内での特殊詐欺の被害額はすでに1億1900万円を超え、県警は「口座や暗証番号は絶対に教えないで」と注意を呼びかけている。

 

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