犯罪トピックス

暗号資産1.2億円70代が詐欺被害 大阪府

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
大阪府

2023年6月28日付 読売新聞大阪朝刊14版・2社

 大阪府警は27日、府内に住む70歳代の女性が、約1億2000万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだましとられる被害に遭ったと発表した。女性は2年前に暗号資産の投資詐欺に遭い、詐欺グループから「被害を回復する」と持ちかけられたという。

 府警によると、女性は昨年11月~今年2月、IT企業の関係者を名乗る男らから電話で「詐欺被害に遭っていないか」「国の被害回復給付金支給制度で返金する」「他の契約者と一緒に暗号資産を購入してください」などと言われ、自身の暗号資産の取引口座から、計約1億2000万円相当を指定された口座に送信。その後、男らと連絡が取れなくなり、府警に相談した。

 被害回復給付金支給制度は、犯罪収益を国が没収・追徴した上で、被害者に返還する制度。府警は、男らが女性の過去の被害を把握した上で、詐取を企てた可能性があるとみている。

 

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