犯罪トピックス

3500万円電話詐欺被害 男女2人 茨城県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
茨城県

 茨城県警は20日、県内に住む70~80歳代の男女2人がニセ電話詐欺の被害に遭い、計約3500万円をだまし取られたと発表した。

 発表によると、昨年12月上旬、鹿行地域の70歳代農業女性宅に、不動産業者を名乗る男から「あなたには老人ホームの入居権がある」「入居権を譲ってもらえないか」などと電話があった。女性が承諾すると、数日後、別の男から電話で「名義貸しは犯罪になる」「供託金を預けてほしい」などと言われ、女性は今年1月11日までの間に、指定された口座に現金8万円を振り込んだほか、東京都内の住所に計2425万円を5回に分けて宅配便で送った。

 今月17日には、茨城県水戸市の無職男性(88)宅に、孫を名乗る男から「会社の契約書を間違えた場所に送ってしまった」などと連絡があり、現金を求められた。話を信じた男性は自宅付近の路上で、現れた男に現金300万円を手渡すと、その後も電話で追加の現金を要求され、埼玉県三郷市の路上で現金800万円を別の男に手渡した。

 県警はいずれも詐欺事件とみており、「身に覚えのない請求や、現金の要求があった場合、必ず1人で決めずに警察や家族に相談してほしい」と呼びかけている。

 

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