犯罪トピックス

70代女性 3500万円詐欺被害 徳島県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
徳島県

 徳島県警は17日、暗号資産の運用名目で、県内の70歳代の女性が約3560万円の特殊詐欺被害にあったと発表した。

 県警捜査2課の発表では、昨年9月、女性は「大手通信会社の社長が仮想通貨事業で大きな利益を得た」とする、うそのインターネット記事を読み、掲載されていた業者に連絡。片言の日本語を話す女の指示で、無断で他人が遠隔操作できるアプリや、資産売買に関するアプリなどをパソコンにインストールさせられた。

 「ネット口座から暗号資産取引所の口座に送金し、資産売買アプリで暗号資産を運用すれば確実に利益が出る」と女が指示。女性は昨年9月から今年2月までに計14回、計約3560万円を自身のインターネットバンキングから、実在する暗号資産取引所の女性名義の口座に送金。その後、犯人側に引き出されていたが、アプリでは利益が出ているように表示され、女性は被害に気づかなかった。暗号資産取引所から「不正利用の可能性がある」と連絡を受け、女性が県警に相談して事件が発覚した。県警が初めて確認した手口で注意を呼びかけている。

 

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