犯罪トピックス

オレオレ詐欺7000万円被害 水戸の77歳 「手渡し」県内最高額 茨城県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
茨城県

 茨城県警は19日、茨城県水戸市の自営業男性(77)が息子を装う「オレオレ詐欺」で現金7000万円をだまし取られたと発表した。犯人が自宅などで直接現金を受け取る「手交型」の手口では県内過去最多の被害額という。県警が詐欺事件として調べている。

 発表によると、男性方に18日午前9時頃、長男を名乗る男から「電車に荷物を忘れた」「大事な契約の書類が入っていて、契約に金が必要だ」などと電話があった。長男と信じた男性は「7000万円準備できる」と答え、自宅近くに来た会社の同僚を名乗る男に、男性の妻が紙袋に入れた現金を手渡したという。その日夜に長男の妻に連絡したところ、被害に気付いて110番した。

 県内のニセ電話詐欺事件では、2014年にあった架空請求詐欺での1億4350万円が過去最多の被害額。昨年のオレオレ詐欺被害は70件で、前年の48件より大幅に増加しており、県警は「留守番電話設定などの対策をとってほしいが、もし電話に出て相手からお金の話をされたら、必ず親族や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

 

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