特殊詐欺１億円被害　鳥羽市　80代　三重県

公開日: 2022.10.03

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

三重県

　電話で脅迫現金手渡し　三重県警鳥羽署は30日、三重県鳥羽市内に住む80歳代の女性が、約１億円の特殊詐欺被害に遭ったと発表した。県内で今年分かった被害では最高額。同署は不審な電話がかかった場合、警察や家族に相談するよう呼びかけている。

　発表によると、女性宅に昨年６月19日、男の声で「『絆の会』という会社であなたの名前が使われている。使われないよう権利譲渡を」と電話があった。続いて、役員のドウジマを名乗る男の電話で「あなたの行為は犯罪だ。刑事裁判になる」と脅され、金を要求された。その後も毎日、ドウジマからは電話があり、「他人に話すことも犯罪」などと口止めされ、女性は同９月中旬までの３か月間、自宅近くに来た男に計約9900万円を手渡したほか、弁護士費用名目で約30万円を振り込んだ。振込先口座が別の事件で凍結されたことから被害が分かった。