犯罪トピックス

総務省職員かたる電話 2人で1720万円詐欺被害 山形県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
山形県

2024年9月14日付 読売新聞朝刊13版・山形

 山形県警組織犯罪対策課などは12日、総務省職員などをかたる人物からの電話を受けた60歳代女性2人が、現金計1720万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 発表によると、西置賜郡に住む女性宅に8月30日、総務省の「電波監理審議会のマツモト」を名乗る男から「あなたの携帯電話が悪用されていて、2時間以内に使えなくなる」と電話があった。

 さらに、「捜査部のスギウラ」を名乗る男から、電話番号が詐欺に使われていると告げられ、LINEで「調べた後に返すので指定先に現金を送ってください」などと指示された。女性は同日~9月3日、計3回にわたり、指定された東京都内の住所へ宅配便で現金計1320万円を送った。

 東根市の60歳代女性も同様の連絡を受け、都内の住所へ宅配便で現金400万円を送った。

 県警は「宅配便などでの現金送金は禁止されている。品目の欄に、中身が現金とわからないような記載を指示されたら詐欺だ」と呼びかけている。

 

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