犯罪トピックス

特殊詐欺の被害男女で計3800万円 奈良と宇陀 奈良県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
奈良県

2024年8月22日付 読売新聞大阪朝刊13版・統奈良

 奈良県警は21日、県内の男女2人が計約3800万円をだましとられる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 発表では、奈良市の70歳代女性は5月中旬、通信基盤局を名乗る者から「あなた名義の携帯電話が詐欺のメールに使われている」との電話を自宅で受けた。

 その後、警察官を名乗る男から指示を受け、ネット口座を開設。5回にわたって計約2720万円を振り込んだ。

 宇陀市の40歳代男性は8月上旬、川田と名乗る男から「ビットコインを購入して、もうけないか」などと携帯電話で勧められた。また、携帯電話を遠隔操作出来るアプリをダウンロードするように求められた。

 その後、男性は指示に従い、指定された口座に計約580万円を入金。仮想通貨口座も開設し、計約510万円を入金した。今月15日、同口座が遠隔操作され、振り込んだ現金がなくなっていることに気づき、桜井署に被害届を出した。

 県警は「見知らぬ人からSNS上でお金の話をされたら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけている。

 

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