犯罪トピックス

詐欺 1億8000万円 被害 富山70代男性 検事正名乗る男から電話 富山県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
富山県

2025年7月19日付 読売新聞朝刊・富山

 富山県警富山中央署は18日、富山市の70歳代男性が1億8167万9768円をだまし取られる特殊詐欺(オレオレ詐欺)被害に遭ったと発表した。県警によると、「SNS型投資・ロマンス詐欺」を除く特殊詐欺の被害額としては、現在の分類で統計を取り始めた2020年以降、県内過去最高だという。 

 発表によると、男性は3月中旬、自宅の固定電話にNTT職員や検事正を名乗る男から、「犯人の自宅からあなた名義の通帳が発見された。捜査協力を得られなければ逮捕する」などと連絡を受けた。その後、指示通りに複数の口座を開設。LINE(ライン)でのやり取りを通じ、同13日~4月5日、22回に分けて指定口座に現金を振り込んだ。以降、連絡が取れなくなり、男性が被害に気づいた。 

 ◆「オレオレ」認知件数増 

 県警組織犯罪対策課によると、6月末現在、特殊詐欺のうち、オレオレ詐欺被害額は約2億26万円(前年同期比約1億9256万円増)、認知件数は21件(同16件増)に上る。同課は「相手が捜査機関を名乗る場合は、名前や所属を確認して電話を切り、必ず家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。

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