犯罪トピックス

警官装う詐欺被害相次ぐ 滋賀県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
滋賀県

2025年6月19日付 読売新聞大阪朝刊・統滋賀

 滋賀県内で18日、警察官をかたる手口による高額の特殊詐欺被害の発表が相次いだ。 

 守山署によると、野洲市の無職男性(66)に、北海道警の警察官をかたる者らから電話があった。その後、LINEのメッセージで「あなたの銀行口座を凍結する必要がある」「今から言う金融庁の口座に移してほしい」などと言われ、5月23日、指定された口座に5回にわけて合計4600万円を送金し、だまし取られたという。 

 彦根署は、彦根市の会社員男性(34)が現金約3000万円の被害に遭ったと発表。男性の携帯電話への電話をきっかけに警察官や検事をかたる者とLINEなどでやりとりをするようになった。以後、特殊詐欺への関与の疑いを捜査する名目などと言われ、同月30日までに複数回にわたり指定された口座へ合計約3000万円を振り込んだ。 

 このほか、大津署も大津市の会社員男性(31)が、同様の手口で現金1450万円の被害に遭ったと発表した。県警は「現金の送金を指示するものは詐欺と思い、警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。 

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