犯罪トピックス

警察名乗り詐欺女性3300万円被害 広島県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
広島県

2025年6月19日付 読売新聞大阪朝刊・広島

 広島県警広島南署は18日、広島市南区に住む50歳代の団体職員女性が、警視庁職員などを名乗る男らに現金約3300万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。 

 同署によると、5月19日、女性の自宅に通信事業者をかたる自動音声の電話があった。女性が指定された番号を押すと、カスタマーセンターや警視庁の職員を名乗る男たちが出て、「(詐欺事件の)犯人の共犯者である容疑がかかっている」「犯人との関係を確認するために口座に入っているお金を調査する必要がある」などと言われたという。その後、男から指定口座に金を振り込むよう指示され、女性は7回にわたり、計約3300万円を振り込んだ。 

 今年に入り、県警が認知した特殊詐欺は166件、被害額約8億9800万円。このうち警察官をかたる事案は71件、約5億1300万円に上るという(5月末現在、数字は暫定値)。 

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