犯罪トピックス

高知の70代男性4768万円詐欺被害 県警 高知県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
高知県

2025年6月17日付 読売新聞大阪朝刊・高知

 高知県警は16日、高知市の70歳代の無職男性が計4768万円をだまし取られるオレオレ詐欺などの被害に遭ったと発表した。今年に県内で発生した特殊詐欺の被害額では最高額という。

 発表によると、男性は3月2日、携帯電話に携帯料金の未払いに関する架空請求の連絡を受け、50万円を振り込んだ。その後、「日本セキュリティ協会」を名乗る男から「電話番号が犯罪に利用されている」「保険で対応するため、600万円を振り込む必要がある」などと言われ、「振込用紙は全て保管しておいてください」という指示があったことで男性は信用したという。これ以外も警視庁と大阪府警の合同捜査本部を名乗る男から振り込みを求める電話があった。

 男性は3~6月、男性や妻の預金から、指定された計24口座に326回振り込んだ。不審に思った金融機関が6月10日、県警に情報提供し、被害が発覚した。

 県警は「電話で金銭を要求された場合は、一度電話を切って、家族や警察に相談してほしい」と呼びかけている。今年の県内の特殊詐欺被害認知件数は46件(前年同期比30件増)で、被害額は2億5180万円(同1億4260万円増)。

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