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特殊詐欺 被害総額最悪5億円超 今年 金沢の70代5200万円被害 石川県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
石川県

2025年4月23日付 読売新聞朝刊・石川

 石川県警金沢東署は22日、金沢市の70歳代女性が現金約5200万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。県警によると、この被害を含めた今年の被害額は計5億円超となり、2015年の計約4億9200万円を超えて過去最悪となった。

 発表によると女性は3月10日、保険調査局を名乗る男から「危険な睡眠薬を医師の処方なく購入した疑いがある」などと電話を受けた後、ビデオ通話で沖縄県警を名乗る男から「指名手配がかかっている」などと言われた。

 女性はその後、犯罪に関わっていない証明として新規口座を開設させられ、同月11日~4月15日、複数回にわたって現金を入金。さらにこの口座から、スマートフォンアプリを通じて仮想通貨の口座に計約5200万円を振り込んだという。

 県警組織犯罪対策課によると、今年3月末までに県内で確認された特殊詐欺被害は44件。このうち19件が警察官をかたる手口だったとして、県警が注意を呼びかけている。

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