犯罪トピックス

金塊2億円相当詐欺被害 宮城県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
宮城県

2024年12月24日付 読売新聞朝刊13版・宮城

 宮城県警仙台中央署は23日、仙台市青葉区の70歳代女性が金塊13キロ・グラム(時価計約2億円)と現金1000万円をだまし取られたと発表した。県内で発生した特殊詐欺の被害額としては過去最高という。

 発表によると、11月18日、女性宅の固定電話に北海道警の警察官を装う男から「マネーロンダリンググループのリーダーを捕まえ、家宅捜索であなたのキャッシュカードも出てきた。報酬を渡したと供述している」と電話があった。その後、男とのやりとりを口外しないよう求める「守秘義務命令書」とされる写真が女性のSNSに届き、「身の潔白を証明する方法として、資金調査というものがある」などと告げられた。

 同27日、女性は資金調査名目として、所有する金のインゴットや延べ棒など計40点をキャリーバッグに詰めて男から指定された自宅近くの公園内に置いた。今月11、13の両日には、指定された銀行口座に2回にわたり計約1000万円を振り込んだという。女性がインターネットで同様の特殊詐欺の記事を見つけ、19日に同署へ被害を届け出た。

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