特殊詐欺１億４０４０万円被害　過去最高額　６０代女性県内に帰省中　秋田県

公開日: 2024.12.12

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

秋田県

2024年12月12日付　読売新聞朝刊12版・秋田

　秋田県警は１１日、県内に帰省していた東京都練馬区の６０歳代女性が、現金１億４０４０万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。県内で発生した特殊詐欺被害の被害額としては過去最高という。

　県警組織犯罪対策課の発表によると、女性が県内に帰省中の９月、女性のスマートフォンに「携帯電話が詐欺に利用されている」とショートメールが届いた。記載の電話番号に連絡すると、電話会社をかたる女から「熊本であなたの免許証が使われ、携帯電話が不正契約されている」と伝えられ、案内された電話番号にかけると、熊本県警を名乗る男から「あなたの免許証で口座が作られ、被害に遭った人がいる」と言われ、ＬＩＮＥに誘導された。

　その後、ＬＩＮＥでやりとりした相手から「口座の金が犯罪収益である可能性がある。詳しく調べる必要がある」などとして送金を求められ、ネットバンキングで指定された複数の口座に１８回にわたって現金を振り込んだ。