尾道の６０代女性６２３万円詐欺被害 備後 広島県

公開日: 2024.11.12

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

広島県

2024年11月12日付　読売新聞大阪朝刊13版・備後

　広島県警尾道署は１１日、尾道市内に住む６０歳代の無職女性が、警察官をかたる男からの電話で「逮捕されるかも」と言われ、６２３万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

　発表によると、女性は１０月７日、厚生労働省職員という男から「保険証が悪用されている」との電話を受けた。その後、警察官をかたる男から、電話で「投資詐欺の犯人があなた名義のキャッシュカードと通帳を持っていた」と告げられ逮捕を示唆された。指示通りに携帯電話機を購入し、インターネット上に口座を開設。この後、検察官を名乗る男からの電話に従い、数回に分けて計６２３万円を口座に振り込んだ。

　同署は「警察官が事前に『逮捕する』と電話で連絡することはあり得ない」と注意を呼びかけている。