犯罪トピックス

紀の川の70歳代 2600万円詐欺被害 別の女性も929万円被害 和歌山県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
和歌山県

2024年11月3日付 読売新聞大阪朝刊13版・統和歌

 和歌山県警岩出署は1日、紀の川市の70歳代の女性が現金2600万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

 発表によると、女性は今年8月下旬、証券会社員をかたる男から「あなたの名前で証券を買って警察沙汰になった」「銀行に連絡してほしい」などと電話を受けた。指示された電話番号に連絡すると、別の男から証券の買い取り金などの名目で金を送るよう求められた。

 20回以上にわたって10万~450万円を振り込むなどし、計2600万円を詐取されたという。

 また、岩出署は2日、紀の川市の70歳代の女性が現金929万円を詐取される特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

 発表によると、女性は10月10日、警察官や検事をかたる男たちから「あなたに逮捕状が出ている」「冤罪(えんざい)を立証するため、金の流れを確認する必要がある」などと、電話とビデオ通話で言われた。女性は指示に従い、口座残高の全額の929万円をインターネットバンキングで振り込んだ。その後、連絡が途絶え、同署に被害を届け出た。

 県警は、24時間対応の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル(0120・508・878)を設けており、活用を呼びかけている。

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