犯罪トピックス

暗号資産9000万円60歳代詐欺被害 広島県

カテゴリー:
特殊詐欺
都道府県:
広島県

2025年8月27日付 読売新聞大阪朝刊・広島

 広島県警広島西署は26日、広島市西区の60歳代の女性が計約9000万円相当の暗号資産をだまし取られる特殊詐欺に遭ったと発表した。 

 女性宅に7月3日、厚生労働省職員を名乗る男から電話があり「あなたの健康保険証が使われ、違法に睡眠薬が処方されている。健康保険証の利用を停止する」などと告げられ、石川県警に出頭するよう言われた。 

 断ると、石川県警を名乗る男に転送され「捕まえた犯人があなたの口座を50万円で買ったと言っている」と言われた。さらに検察官を名乗る男に転送され「容疑を晴らすために、持っている金を口座に入れて監査する必要がある」などと求められた。 

 電話やSNSで指示されるまま、2種類の暗号資産取引アプリをダウンロードして暗号資産を購入。同24日から8月2日までの間、10回にわたりアプリを操作して計約9000万円相当の暗号資産をだまし取られた。 

 同署は「警察が振り込みを求めたり、アプリの操作を指示したりすることはない。電話で金を要求されたら即断せず、家族や友人、警察に相談して」と注意を呼びかけている。

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