１億詐欺被害　広島県

公開日: 2025.12.26

カテゴリー:

特殊詐欺

都道府県:

広島県

2025年12月26日付　読売新聞大阪朝刊・備後

　広島県警福山西署は２５日、福山市の６０歳代の女性が１億４３００万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。県警によると、県内の特殊詐欺の被害額としては今年３番目に多いという。 

　同署の発表では、９月６日頃、女性方にデジタル庁職員を名乗る男から「あなたの名前で携帯電話が不正に契約されている」と電話があった。その後、警察官や検察官をかたる男らから連絡があり、犯罪への加担を疑われた。「現金を預かって調査する」などと言われ、指示されるまま、１０月１０日～１１月１３日に福山市内の駐車場などで６回にわたり、金融庁職員を名乗る男らに現金を手渡したという。相手と連絡が取れなくなり、女性は１２月に入って同署に届け出た。