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2024年3月5日付 読売新聞大阪朝刊13版・高知
高知県警組織犯罪対策課は4日、香美市の60歳代女性が有名実業家を名乗る人物らからSNSで投資話を持ちかけられ、約966万円をだまし取られる金融商品詐欺被害に遭ったと発表した。同様の手口による被害が県内でも相次いでおり、今年に入って8件目で、被害総額は計約2億3813万円に上っている。
発表によると、女性は昨年10月中旬、「資産運用に関する情報が知りたい方」などと表示された広告を発見。有名実業家を「先生」と呼び、投資の勉強をするグループに招待された。その後、実業家のアシスタントを名乗る者の指示に従い、アプリを取得して11月21日~1月9日、暗号資産投資金などとして17回にわたり約576万円、1月17日に手数料として約390万円を指定口座に振り込んだ。その後、関係者と連絡が取れなくなり、アプリも使えなくなったという。
同課は「もうけ話には気をつけ、正規の取引ではないような個人口座への振り込みにも注意してほしい」と呼びかけている。
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