2024年２月28日付　読売新聞朝刊12版・岐阜

　岐阜県警揖斐署は２７日、揖斐郡内の４０歳代男性２人がＳＮＳなどで知り合った人物に架空の投資話を持ちかけられる詐欺被害に遭い、計約４８１０万円相当の暗号資産をだまし取られたと発表した。同署は詐欺事件として捜査し、「ＳＮＳがきっかけの投資話に十分気をつけてほしい」と注意を呼びかけている。

　自営業男性は昨年１２月上旬頃、ＳＮＳで知り合った香港出身の日本人女性を名乗る相手に投資を勧められた。指示されたアプリで今年２月９日頃までに暗号資産を指定先に１４回送信し、計３０６０万円相当をだまし取られた。

　会社員男性は昨年１０月中旬頃、マッチングアプリで帰国子女の女性を名乗る相手と知り合い、同様に投資を持ちかけられた。昨年１１月２８日までに暗号資産を７回送り、計１７５０万円相当をだまし取られた。

　アプリ上では利益が表示されていたが、現金化しようとすると投資先や知り合った人物との連絡が途絶え、詐欺だと気づいた。