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2024年2月6日付 読売新聞朝刊12版・山形
山形県警組織犯罪対策課などは5日、山形市の40歳代の女性会社員がうその投資話を持ちかけられ、約3000万円をだまし取られる金融商品詐欺の被害に遭ったと発表した。
発表によると、女性は昨年9月下旬頃、SNS上の「今後来る株教えます」という広告をクリックし、遷移したサイトで、「大竹一義」を名乗る投資家らの別のSNSアカウントとつながりを持った。そのSNSグループで、「大竹」から「専門チームが取引戦略を元に皆さんの資金を代わりに運用します」などとうその投資話を持ちかけられた。
女性が11月中旬に約16万円を振り込んだところ、指定されたサイト上で3万円ほどの利益が出ていると表示され、引き出すこともできたため、相手を信用。指定された複数の銀行口座に、今年1月下旬までに計9回にわたり計約3000万円を振り込んだ。
1月下旬に送金した口座が凍結された、と証券会社名でのメールが届き、証券会社社員を名乗る人物に連絡したところ保証金の送金を求められたため、女性は不審に思い、山形署に相談した。
SNSアカウントなどは連絡が取れなくなり、送金した額はほぼ戻って来ていない。県警は同様の手口での被害者が他にもいる可能性があるとして、注意を呼びかけている。
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