2024年1月22日付　読売新聞朝刊13Ｓ版・埼玉東

　埼玉県警吉川署は２１日、三郷市の男性会社員（５４）が現金２６７０万円と電子マネー１０万円分をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

　発表によると、男性は昨年１２月１９日午前９時５０分頃、スマートフォンに届いた通信事業者を名乗るメールの連絡先に電話したところ、「スマートフォンのウイルス感染が原因で、未納料金が発生している」「旅行代理店に損害を与え、示談金が必要」などと言われ、今月７日までの間に、計９回にわたって現金と電子マネーを送金させられた。

　２０日夕に、「色々な理由でお金を振り込んでいるが、どうしたらいいかわからない」と男性から交番に相談があり、被害が判明した。